耳をふさがずに音を聞ける骨伝導イヤホン。
最近よく見かけるけれど、「本当に便利なのかな?」と半信半疑でした。
通勤中や運動中に音楽を聴きたい一方で、車の音や人の気配に気づけないのは危ないと感じていました。
また、仕事中にYouTubeで学習系の動画を流しながら作業したいこともあるのですが、
イヤホンで耳をふさいでしまうと、来客や電話に気づけないという不安がありました。
そこで、ワイヤレスイヤホンを片耳だけつけて過ごすようになったのですが、
ある日、左耳に違和感を覚え、「このままじゃまずいかも」と思うように。
耳への負担を減らしつつ、安全に、そして自然に音を聴きたい。
そんなニーズに応えてくれたのが、骨伝導イヤホン「Shokz OpenRun Pro」でした。
使い始めてから半年ほど経ちますが、今では通勤・ウォーキング・業務中にも欠かせない存在です。
この記事では、実際に使って感じたこと、気になる点、そしておすすめできる理由を正直にお伝えします。
Shokz OpenRun Proってどんなイヤホン?
Shokz(旧AfterShokz)は、骨伝導イヤホンの専門ブランド。
中でも「OpenRun Pro」は、軽量かつ長時間再生が可能なスポーツ向けの上位モデルです。
耳の前にある頬骨部分から音を振動で伝える仕組みなので、耳の穴をふさがずに音を聴くことができます。
実際に使って感じたメリット
✅ 周囲の音がしっかり聞こえる
まず感じたのは、「耳をふさがないことの快適さ」です。
通勤中に後ろから自転車が来たときや、歩道で人とすれ違うときも安心感があります。
自宅や職場でも、来客の気配やインターホンの音にすぐ気づけるので、集中しながらも周囲に意識を向けられます。
✅ 音質は思っていた以上にクリア
骨伝導というと「こもった音」をイメージしていましたが、実際はかなりクリア。
音楽も聴きますが、YouTubeでの学習や音声講座なども聴き取りやすく、音飛びやこもりもありません。
✅ 装着感が軽い&メガネでも干渉しない
つけ心地はとても軽く、長時間つけていても耳が疲れません。
おまけにメガネとの相性も良く、ツルと干渉しない位置にしっかりフィットします。
あまりに異物感がないので、何も聴いていないのにつけっぱなしにしていたことがあるほど。
それくらい、自然につけていられる装着感です。
あえて言うなら…気になった点
✅ 音漏れは「ゼロではない」
音漏れは完全にないわけではなく、ボリュームを上げすぎると多少外に聞こえます。
ただし、通常の音量(5〜6割程度)なら、静かな室内でもほとんど気になりません。
✅ 重低音はやや軽めに感じることも
骨伝導という構造上、ヘビーな音楽を重低音までしっかり楽しみたい方には、やや物足りなさを感じるかもしれません。
音圧が必要な音楽では、どうしても音が少し軽く感じられる傾向があります。
音楽鑑賞にこだわる方には、インナーイヤー型の方が向いているかもしれません。
✅ 充電ケーブルは専用端子。でも理由はある
充電にはShokz専用のマグネット端子が必要です。
USB-Cなどの汎用ケーブルが使えないのは少し不便ではありますが、
その分、本体がコンパクトに収まっているのだと思えば納得感もあります。
とはいえ、出先でケーブルを忘れたときなどには困るので、予備があってもいいかもしれません。
こんな人におすすめ
- 通勤中や運動中に、安全に音を聴きたい人
- 耳への負担を軽減したいと感じている人
- 仕事中もBGMや学習音声を聴きたいが、来客対応もしたい人
- メガネと併用したい人
- 通話の音質も気にしたい人
まとめ|耳をふさがずに音を聴ける自由
半年使った今は、もう以前の「片耳イヤホン」スタイルには戻りたくないと思うほど、快適に使えています。
実際、今でも予備として以前のイヤホンを2セット持ち歩いてはいますが、
Shokzを忘れたとき以外に使うことはまずありません。
バッテリーも1日しっかり持つので、「途中で切れるかも…」と心配することもなくなりました。
それに、以前のイヤホンでは通話時に「声が遠い」「今、外出先ですか?」とよく言われていました。
おそらく雑音が入りやすく、屋外にいるような聞こえ方をしていたのだと思います。
Shokzに変えてからは、そういった声がまったくなくなり、通話の音質面でも安心して使えるようになりました。
もし「耳をふさぎたくない」「快適に音を聞きたい」「通話もちゃんとこなしたい」
そんな思いを抱えている人がいたら、Shokz OpenRun Proは間違いなく試す価値のある一台だと思います。
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