※この記事は、社員との雑談をきっかけに「そういえば…?」と思って調べた内容を、自分なりにメモとしてまとめたものです。法律や税務の専門家ではないため、正確な情報が必要な場合は、厚生労働省・社会保険労務士・税理士など、信頼できる機関や専門家にご確認ください。
合同会社って何?って聞かれて、あわてて調べた話
うちの社員との何気ない雑談中、ふとこんな一言。
「あの取引先って合同会社なんですね。株式会社と何が違うんですか?」
──あっ、これは言われてみれば確かに。
自分でもなんとなく「違うらしい」くらいで、ちゃんと説明できるほどじゃなかった…。
ということで、改めて調べてみた。
✅ 合同会社って、ざっくり言うと…
- 株式会社より設立費用が安い
株式会社:約20万円〜/合同会社:約6〜10万円 - 運営がシンプル
株主総会・取締役会は不要。役員任期もなし - 出資者=経営者が基本
- 上場はできない
- 法人格あり:登記も納税も必要。ちゃんとした法人
💡 意外とすごい!合同会社の有名どころ
- Apple Japan 合同会社
- Amazon Japan 合同会社
🤔 株式会社との主な違い(ざっくり)
比較項目 | 合同会社 | 株式会社 |
---|---|---|
設立費用 | 安い | 高い |
経営の自由度 | 高め(定款で設計可能) | 法律に沿った形式的運営 |
出資者と経営者 | 原則 同一 | 分離可能 |
上場 | できない | できる |
信用の印象 | やや低め(実態による) | 高め |
⚠️ 社会保険は?
- 合同会社でも、法人である限り社会保険の加入は義務
- 代表者1人でも対象(健康保険+厚生年金)
- 加入していないのは「やってないだけ」=未加入状態
- 建設業などでは、下請の未加入を元請が黙認するとリスクになることも
🧾 まとめ:合同会社はこんな会社
- 設立コストが抑えられて、運営もシンプル
- 株主総会や役員任期などの手間がなく、少人数や一人でのスタートに向いている
- 社会保険の加入は法人なら原則義務
- 「まずは事業を始めたい」「機動力を重視したい」人たちが選ぶことの多い会社形態
社員の何気ない一言が、自分の知識の棚卸しになることってありますね。
「そういえば?」をそのままにせず、自分で調べておいてよかったです。
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