経理予定表ってどんなもの?
「経理予定表」といっても、専用のシステムや高機能なアプリを使っているわけではありません。
私が使っているのは、ExcelやGoogleスプレッドシートで作った、シンプルな表形式の予定表です。
基本的には、普段の予定はGoogleカレンダーで公私ともに管理していますが、経理業務だけはこの予定表で別管理しています。というのも、作業の流れや連動する工程が多いため、ひと目で全体の流れを把握できるようにしておいた方が効率が良いからです。
ToDoリストとの使い分け
GoogleのカレンダーやToDoリストも併用していますが、こちらは「ざっくりとしたスケジュール・タスク管理」に使っています。
たとえば、
- 月末に「給与処理」「請求処理」といった大項目をToDoに登録しておく
- その中の「人工集計」「仕訳入力」など、細かい作業工程は経理予定表で管理する
というふうに、タスクの粒度に応じて使い分けています。
実際の予定表はこんな感じ
私の予定表には、日付ごとに作業内容をリスト化しています。
例えば、

のように、スケジュール管理とあわせて、作業の「ヒント」や「変更履歴」もメモしておくことで、ミス防止や次回以降の時短にもつながります。
経理予定表があると何が助かるのか?
✅ 業務の「全体像」が見えるようになる
経理の仕事は、単発で完結するものではなく、「請求 → 入金確認 → 売上計上」や「人工集計 → 給与計算 → 支給」といった流れがあります。予定表にしておくことで、全体の流れの中で今どこにいるかが一目でわかるようになります。
✅ 今日やるべき作業がすぐにわかる
「今日は何をすべきか」を確認するために、いくつものメモやメールを探す必要がなくなります。やるべき作業が一覧になっていることで、集中して取り組めるのです。
✅ 優先順位が見えてくる
作業の量が多い時期でも、「今日はここまで進めれば良い」とわかっていれば、精神的にも楽になります。**期限が明確でない作業(でも重要)**にも、予定表内で時間を確保しやすくなります。
予定表は“情報資産”になる
予定表には、作業のコツや過去の対応履歴を備考欄に残しています。
たとえば、
「給与入力:各人別に人工帳で集計する」
「給与振込データ:月末整理仕訳から作成」
といったメモを書いておくことで、翌月以降に「どうやってたっけ?」と迷う時間が激減します。
これは、やり方が変更になったときや、より良い方法を思いついたときに、“未来の自分”への引き継ぎメモとしても非常に有効です。
まとめ:予定表は「作業のナビゲーター」
経理予定表は、単なるスケジュール帳ではなく、
- 作業の進捗が見える
- やることを整理できる
- 抜け漏れを防げる
- 情報を再利用できる
といった、**「経理のための業務ナビゲーションツール」**として活用できます。
今月の予定を立てるついでに、ぜひ一度、自分だけの経理予定表を作ってみてください。
コメント