
1つの画面で資料を見ながら入力するの疲れるよー
いちいちプリントアウトするのもムダだし...

モニターを増設すればアタマもスッキリ!
低コストだし作業効率も大幅にUPするからオススメだよ!
この記事では、事務作業でモニターを2枚使うメリットや、実際の活用例、導入にあたってのポイントをご紹介します。
パソコン業務中心の方や、複数のアプリを行き来している方にとって、参考になればうれしいです。
はじめに
日々、経理業務をしていると、複数の資料やファイルを同時に開いて作業することがよくあります。例えば...
- 工事台帳などの資料を確認しながら、会計ソフトに入力する。
- 同じExcelファイルのシートAを見て、シートBに転記する。
- フォルダA、フォルダBを同時に開いてフォルダCにファイル整理をする
こうした作業を1画面で繰り返していると、ウィンドウを何度も切り替えたり、画面が重なって見づらくなったりして、効率が落ちるのを日々感じていました。
つい「もう紙で見たほうが早い」と思って、不要な資料を印刷してしまうことも。長年の悩みのひとつでした。

そんなときに導入したのがデュアルモニターです。
導入の仕方がよくわからず、最初は「なくてもなんとかなるだろう」と思っていたのですが、使い始めてみたら「なんでもっと早く導入しなかったんだ」と思うほど作業効率が変わりました。
デュアルモニターってなに?
デュアルモニターとは、パソコンに外付けのモニターを追加して、2画面以上で作業できるようにする環境のことをいいます。
ノートパソコンを使っている場合は、本体の画面に加えてモニターを1枚追加するだけで、作業効率がぐっと上がります。

より本格的な作業環境を求める人は、外付けモニターを2枚接続して3画面で作業するというケースもあります。
ただ、機種によってはモニターの接続がうまくいかないこともあるので、使っているパソコンの端子(HDMIやUSB-Cなど)を一度チェックしておくのがおすすめです。
こんな人におすすめ
デュアルモニターは、「画面が足りない」と感じているすべての人にとって、強力な作業サポートになります。
特に、こんな場面で日々悩んでいる方におすすめです。
🔸 情報を「見ながら書く・入力する」ことが多い人
台帳を見ながら数字を入力したり、仕様書を見ながらメールを作成したり。
常に2つの情報を見比べる場面が多い人は、1画面じゃ足りない。
🔸 画面を切り替えるたびに思考が止まる人
「あのファイルどこいったっけ?」「今どの画面開いてた?」
作業に集中したいのに、ウィンドウ切り替えでテンポが崩れるタイプ。
🔸 手元に紙を置かないと落ち着かない人
実はそれ、画面が足りないだけかも。
デュアルモニターなら、印刷せずに画面で全部見渡せる。
🔸 頭の中で整理しながら作業したい人
「全体の流れ」と「細かい作業」を同時に見たい。
スケジュールと進捗、構成と本文、一覧と入力欄を行き来するなら最適。
🔸 一つのことをやりながら、もう一つの画面で監視・確認したい人
片方で作業、片方でチャット・メール・Teamsなどを開いておくと安心感アップ。
実際の使い方と効果
前述のとおり、デュアルモニターを導入することで、ウィンドウの切り替え頻度が格段に減り、作業のテンポや集中力を維持しやすくなりました。
たとえば、会計ソフトで入力しながらExcelで資金繰り表を確認する、メールやチャットでやり取りした内容を見ながら書類を作成するといった作業が、1画面だった頃よりスムーズに進められます。
また、画面ごとに役割を分けられることで、作業の切り替えや確認ミスが減り、結果的に処理スピードが上がったことを実感しています。
仕事以外でも、たとえばブログを書く際に、WordPressの編集画面と構成メモや資料を左右に並べて確認するなど、用途は多岐にわたります。
ちなみに、Excelには「新しいウィンドウを開く」という機能があり、同一ファイルの異なるシートを複数の画面で同時に開くことができます。
この方法を使えば、1枚目のモニターでシートAを、2枚目のモニターでシートBを開いて作業することができ、しかも編集内容はリアルタイムで同期されるので非常に便利です。
さらに、経理部門での活用をきっかけに、工事担当者からも「自分たちにも導入してほしい」という声が上がりました。
工事担当者は、別画面の資料を見ながら図面を作成したり、下請からの見積書を確認しながら顧客向けの見積書を作成したりと、効率的に作業できるようになりました。
その結果、波及的に社内のデスクワーク担当者の多くがデュアルモニターを導入し、全体として作業環境が底上げされました。
導入するならこれ!おすすめアイテム
これからデュアルモニター環境を整えたい方向けに、実際に使って便利だったアイテムをいくつか紹介します。
💻 外付けモニター(23〜27インチ)
- フルHD対応で十分。ノングレア(非光沢)の方が目が疲れにくい。
- USB-C や HDMI 端子があるか要確認。
- PCを買い替えても次のPCに転用できるのも大きな利点。OSのサポート終了などでPCを入れ替えても、そのまま使い続けることができます。
- 実際、弊社では20年前に購入したPCのディスプレイを外付けモニターとして今も現役で使っています。
📎 モニターアーム or スタンド
- デスク上のスペース確保におすすめ。
- 高さ・角度調整がしやすく、姿勢もラクに。
🔌 接続ケーブル・変換アダプタ
- PCの端子がUSB-Cのみ → HDMI変換アダプタが必要な場合あり。
- HDMI端子があっても入力端子は外付けモニターに出力できないので、その場合も変換アダプタが必要。
- ケーブル長は環境に応じて(1.5〜2mが目安)。は環境に応じて(1.5〜2mが目安)。
🔧 サブ機材・補助グッズ
- ケーブルホルダー(配線整理)
- モニター下の収納トレー(小物整理)
モニターや周辺機器は、Amazon・楽天・家電量販店などで5,000〜20,000円前後から入手可能。
はじめは中古やセール品からでも十分なので、無理なく導入するのがおすすめです。
まとめ
デュアルモニターは、「あれば便利」どころか、日々の作業効率を根本から変えてくれる強力なツールです。
特別な知識や高価な設備がなくても導入でき、慣れてしまえば1画面に戻るのが難しくなるほどの快適さがあります。
はじめの一歩として、モニター1枚と必要なケーブルさえ用意すれば、すぐに環境は整います。予算をかけなくても、工夫次第で快適な作業環境をつくることができます。
「いつかやろう」ではなく、「とりあえず試してみる」── その一歩が、日々の業務のストレスを減らし、生産性をぐっと引き上げてくれるはずです。
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