腕時計なんていらないと思っていた。でもApple Watchで生活が変わった話

Apple Watchを装着した腕と、タイトル『腕時計なんていらないと思っていた。でもApple Watchで生活が変わった話 生活の雑記

これまで腕時計は必要ないと思っていました。時間はスマートフォンで見れば十分だし、通知もすべてスマホに届く。わざわざ腕につける理由が見当たらなかったのです。

ところがある日、膝の内側に痛みを感じるようになりました。診断は「鵞足炎(がそくえん)」。ウォーキングのやりすぎが原因でした。地上での運動が難しくなったため、プールでのウォーキングに切り替えることにしました。

そこで初めて、運動記録の問題に直面します。プールではiPhoneの歩数がカウントされません。日々の運動目標を可視化してくれていたアクティビティリング(Appleのフィットネス記録)も、これでは達成できない。何か方法はないかと調べた結果、Apple Watchにたどり着きました。

「リングを閉じる」ことが日々のモチベーションに

Apple Watchには「アクティビティリング」と呼ばれる3つのリングが表示されます。

  • 赤:ムーブ(消費カロリー)
  • 緑:エクササイズ(早歩き以上の運動時間)
  • 青:スタンド(1時間に1回立ち上がった回数)

この3つを毎日すべて達成すると「リングが閉じる」仕組みです。単純な構造ではありますが、視覚的に進捗がわかることが想像以上に効果的で、日々のモチベーションになります。

「今日はあと10分で緑が閉じる」と思えば自然と体が動きます。Apple Watchを使うようになってから、「何となく運動する」のではなく「目標を持って動く」意識が定着しました。

スマートフォンを見る時間が減った

Apple Watchを使い始めて、明らかに変わったことがあります。それは「スマートフォンを見る時間が減った」ことです。

以前は時間を確認するためにスマホを手に取り、ついSNSやニュースに目を通し、気づけば何十分も経っていた……ということがよくありました。

Apple Watchで時間や通知を確認するようになると、「本当に必要な情報だけ」に触れるようになりました。結果として、スマホを見る時間そのものが減り、頭の中もすっきりしました。

通知が目立つようになったことで、不要な通知やアプリを見直すきっかけにもなりました。iPhoneの通知設定を整理し、必要最低限のものに限定することで、スマホの中身も、日々の生活も整っていったように感じます。

心拍数を知りたかった。でもスマホは持ち込めなかった

運動中に心拍数を知りたい——そう思うようになったのも、Apple Watch購入の大きなきっかけでした。

しかし私の通っているジムでは、プールにスマホを持ち込むことが禁止されています。その一方で、施設の掲示には「Apple Watchは専用カバーを使用すればプール内での使用可」との案内が。

ちょうどその頃、自動車保険の更新で来ていた知人の保険営業の方がApple Watchを着用していました。オススメの生命保険の話は全く聞いていないけど、Apple Watchの使用感については興味深く話を聞かせてもらい、数日後には私自身も購入するに至りました。

Apple Watchで記録している運動

Apple Watchには多様なワークアウトモードが搭載されており、私がよく使用しているのは以下の3つです。

  • ウォーキング(屋外):天気の良い日などに利用
  • ウォーキング(屋内):プールウォーキングで使用
  • サイクリング(屋外):通勤や軽い運動に

スイミングモードも試してみましたが、20年ぶりに泳いでみたところ、息継ぎの仕方をすっかり忘れており、10メートルで限界を迎えました。現在は顔を水から出したまま、平泳ぎのようなスタイルで運動しています。それでもApple Watchはきちんとワークアウトとして記録してくれるのがありがたいです。

“ちょうどいい距離感”だから続けられる

Apple Watchは多機能ですが、自分が普段使っているのは本当にごく一部です。

  • アクティビティリングの進捗確認
  • 心拍数モニタ
  • 通知とカレンダー確認
  • 時計としての利用

老眼の影響で文字が読みづらい場面もありますが、文字盤を「モジュラー」に設定すれば、必要な情報だけを大きく表示できて快適です。

また、充電も思っていたより速く、朝の準備中に充電すれば1日持ちます。負担に感じることが少ないのも、習慣として継続できている理由のひとつです。

健康と向き合う“きっかけ”としてのApple Watch

Apple Watchを使ったからといって、人生が劇的に変わるわけではありません。

ですが、日々の中に「健康を意識するきっかけ」が確実に増えました。

  • リングを閉じるには、あとどれくらい動けばいいのか?
  • 運動中の心拍数は適切か?
  • 不要な通知に時間を取られていないか?

そういった“小さな問いかけ”が日々の行動を少しずつ変えていきます。Apple Watchは、私にとって健康と生活を見守ってくれる、ちょうどよい相棒のような存在になっています。

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